この春から、母校の名古屋市立大学 芸術工学部で非常勤講師として
3年生の設計実習を受け持っています。
(前期の半分だけですけどね)

その貴重なたった7回の授業も半分はコロナでオンラインに。
先日ようやく大学キャンパスで対面のエスキス(授業)を行ってきました。

キャンパスには学生製作のパヴィリオンが散在していたり、
新しいスペースが工事中のようでした。

消毒やマスク着用の呼びかけがあちこちに。
まだまだ油断はできませんね。

 

ところで、
手を動かす作業の指導、これがなかなかオンラインだと難しいもので

ここがさあ、という「こそあど言葉」が通じない事や
図面のスケールがイマイチ分からない等々が重なって、
やたらと時間がかかる=時間通りに進めようと思うと密度を薄めるしかない、という状況になってしまいます。

音質の問題も大きく、長時間スピーカーの音を聞いているとやたら疲れる、ということが
やってみて実感できました。

一方で
思ったよりも何とかなる部分も多く、
曖昧なやり取りができないことを学生たちも心得ているからか、
通常時より提出物の充実度は高かった気もします。

 

オフィスや自宅の環境もこれから変わっていくでしょうから、
一長一短を感じることができたこの1カ月は、オンライン環境を体験する良い機会になりました。