みよしの住宅でクライアントを交えた打合せ。
外装材の塗装が完了したので、確認のために仮囲いのシートを外してくれていました。

外装の焼杉材に塗ったのは、プラネットカラーというオイル系の塗料。

メーカーの営業さん曰く、
・塗料の顔料成分が多いので、1回塗りでOK
・外壁の保護性能が高い
・塗料の「色の褪せ方」が自然で見苦しくない

とのこと。

特に自然な色褪せは嬉しいポイントです。
性能的に問題なくても、色の褪せる箇所と残っている箇所で不自然に差が出てしまうと、
塗り替えまでのサイクルが短くなってしまいます。
(軒下や西日が当たる外壁面等などで退色の条件が変わってしまう事は避けられません)
この差が少ないことで、塗装のメンテナンスコストも抑えることにつながります。

色は#23 ダークブラウンにしました。

2回塗りが標準的なオイル系塗料の中で
1回塗りで済むのは良いのですが、
拭き取り(塗った後に余分な塗料を拭き取りつつ、木部に刷り込む)が一般的な施工手順なのに対して
「塗りっぱなし」にする必要があります。

メーカーさんはコテバケというハケと鏝の中間のような道具で塗る事をお勧めするるのですが、
塗装職人さんにとってはこれがクセモノらしく、あまり使いたがりません。
(塗り継ぎ跡が残るのが懸念されるようです)
一方で、ペンキのように塗装用ローラーで塗っただけでは木部の内部に塗料が入り込まず、
節に変なテカリが残る上に
塗料がはがれやすくなってしまうようで・・・

両者で協議してもらった結果、
ローラーで塗料をおくった後に刷毛でなじませつつ、刷り込ませることになりました。
塗料こそ1回塗りですが、手間は1.5回塗り分くらい。
この辺りの施工方法については今後も改良の余地がありそうですが、
仕上がり具合はまずまず、良さそうです。

塗装のムラが無いか、シーリングのし忘れや汚れが無いかを一通り見て回ります。
設備や開口まわりも要チェック。
なにせ足場を外してしまうと、高いところは早々気づけないし、直せません。

と、いう訳でクライアントと一緒に外装と屋根のチェック。
屋根の上もそろそろ見納め。今日も良い風でした。

   

内部に入ると、玄関の框が施工されていました。下部の黒いものは塗膜防水材で、
玄関土間に万が一水気があった時も、框を通って床下に水が浸入しないための措置です。
(この後土間はモルタルで仕上げます)

ユニットバスから洗濯機へふろ水利用の配管も取り付けてもらいました。

内部建具もプラネットカラーに決定。
#21 ウォルナットにして、床と揃えることになりました。

 

ちなみに、木部への塗装はプラネットカラーのほかに、
オスモカラーリボスオイルを使う事が多いです。