瀬戸の住宅のテレビボードにお子さんの落下防止柵を設置してきました。

1歳半になった娘さん、テレビボードに上ってみたり、
天板と床のあいだから、吹抜けになっている一階へものを落として遊んでしまうとの事で
危険といたずら防止策として柵を作ることに。

もちろん、予想はついていた事なので
そもそもこのような危険な場所をつくらない、というのも考え方としてはあり得たのですが、
お子さんが無自覚に危険にあうのは短い期間。
それなら、その時期間だけ、このような柵をつくるなどして対処してあげれば十分ではないか。
それよりも空間の豊かさをしっかり考えてあげて
お子さんが大きくなったら一緒に空間を楽しもう。
それが、クライアント夫婦とお話したうえで決めた、この住宅での設計方針でした。

 

だから、この柵は一時的なもの。
ツーバイフォー材(正確にはワンバイ材という姉妹品)で手作りをして
なるべくコストを押さえました。

ホームセンターで材料を購入、あらかじめ設計した寸法でカットしてもらいます。

自宅に持ち帰って組立。
ビスケットジョイント(モザイクタイルの棚で使用したマキタの工具)で3つのパーツに分けられるように作りました。

それを一度みよしの住宅の現場へ持ち込み、
大工さんの横で鉋&やすり掛け。
柵はお子さんの手が触れるもの。
ツーバイ材は角がまるまっているのでその点は好都合なのですが、
基本的に構造材なので表面は仕上がっていないため、
ささくれが出ないように表面を整えます。

ちなみになんで他の現場に持ち込んだかというと、
粉や木くずが大量に出るから・・・
そしてついでに大工さんに技術指導もしてもらおうという魂胆 笑
(完全に工事の邪魔をしまいました。ごめんなさい。)

 

で、あとはこれを持ち込んで、くみたてて取り付ければ完成。

見えないところへ最低限ビス(ネジ)止めをして、
あとは突っ張り棒で固定。
サイズもぴったり!でした。