前から欲しかった、マキタのジョイントカッターを手に入れました。
ビスを使わなくても板材の組立ができるので、仕上がりがとてもきれいになります。
ビスケットと呼ばれる木のチップを、機械で溝穴をあけたところへボンドで差し込みます。
するとビスケットがボンドの水分を吸って膨張し、しっかり固定される、という寸法。
正直素人が買うには高価な道具なのですが・・・この経験が設計にも活かせるかもしれない、と理由をつけて 笑
買ってしまいました。
折角だから早速何か作ろうと思い、キッチンに置く棚をDIYすることに。
材料は今までストックしておいた端材や現場でのあまりもの、サンプルで取り寄せた残り物等々です。
まずはジョイントカッターで溝穴を掘ります。
見た目はゴツい工具ですが、扱いは割と簡単。
そこへボンドをつけて、ビスケットを入れます。
同じように反対側にもボンドを詰めたら接着。
クランプで数時間(本当は1日)固定すれば、持ち運べるくらいに接着されます。
ジョイントカッターの溝穴がビスケットのサイズに対して左右に少し余裕があるので、接合作業も簡単にできました。
ボンドがはみ出たところは、水を含ませたティッシュで拭き取ります。
板組が完了。
オイルを塗って一晩乾燥させます。
塗料が乾いたら、モザイクタイルを張っていきます。
こちらは必要な道具たち。ホームセンターで購入しました。
タイルボンドを塗って、モザイクタイルを貼り付けます。
このボンド、結構硬めなので安いコテでは塗りにくかったです。
素直に櫛目のついたヘラを使う方が正解でした・・・。
モザイクは、名古屋モザイク工業のパヴェモザイクというモザイクタイル。
ガラスと陶器のミックスタイルで、瀬戸の住宅のキッチンカウンターに使用しています。
ボンドが乾いたら、目地詰め。
目地の色によっても、タイルの印象がかなり変わります。
瀬戸の住宅では白色にしたので、違う色を試そうと思い、
lixil浴室用目地材のベージュ色を使用しました。
この目地材も結構ぼそぼそとして詰めにくく、
やってみると職人さんたちの手際の良さが良く分かります。
ちなみに、20分程度で目地を詰め切ったらスポンジを固く絞って拭き取るのですが
この作業で目地がきれいに整えられるので、
最初の目地詰め作業できれいさを追求する必要はないことが分かりました。
ラップで養生をして1日おいたら、いよいよ完成です。
結構な重さになったので、最後に把手を付けました。
残り物の寄せ集めにしては上出来、でした。