新型コロナウイルスの影響は改めて書くまでもなくものすごいことになっていますが、
建築業界では、設備機器(キッチンやトイレなど)が納品できない、または大幅に遅れるなどの早々に影響が出ていました。
春に完成予定の工事現場は大変なことになっているようです。
幸い、この現場では設備系の影響は軽微なもので済みそうですが、
現場へ行ってみたら大工さんが「釘がない」というのでビックリ。
大工さんが使う釘には、構造的な強度をもったN釘、CN釘というものがあるのですが
これらも中国で生産されているとの事で、どの問屋さんにも在庫がないらしいのです。
現代の木造住宅に釘は必須・・・これは困った。
ちょっと悩んで、
あ、ひょっとして、と思い大学教員時代に良く通ったホームセンターに電話をしてみたら
少し在庫があるとのこと!
必要分を大工さんに聞いて、買いに走ってきました。いやはや、一安心。
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みよしの住宅では、地震力に抵抗する耐力壁にダイライトという製品を使用しています。
写真のように釘を打つ位置があらかじめプリントされているのですが、
あまり板の端すぎたり、釘がめり込んでしまうと、本来の強度を発揮しません。
写真では上3ヵ所が既定の端あき寸法をとれておらずNG。こういう場合は近い位置に増し打ちを行います。
(※釘は散弾銃のような機械でリズムよく打っていくため、こういう状況は起こりがちです。大工さんの腕が悪いわけではありません)
このように補強をしていきます。
しかし補強するにも釘が必要。たまたま見つけられたので良かったですが、他の現場の大工さんたちも大変だろうなあ。
サッシも納品されてきて、また一歩、家らしくなってきました。