木製建具がはめ込まれると
いよいよ完成だな、という感があります。
木製建具の場合、框(枠材)とガラスは別の業者さん。
職人さんの世界は本当に細分化されています。
そして彼らはお互いの仕事を知っているようで知りません。
よく言えば1つ1つの技術に特化したエキスパート集団ですが、悪く言えば縦割り。
だからこそ彼らを束ねる現場監督さんの力量が問われるし、
そのもとになる我々設計事務所も
イメージを彼らに伝える工夫をすべきだなと思います。
図面は実際につくる時の寸法が見やすいものの、
そこから全体像をつかむにはちょっとしたギャップがあります。
もっとイメージをさっとわかる工夫をすれば
職人さんたちも動きやすいのかなと
現場で彼らと話していて感じました。
例えば、梅雨が明けてようやく始められた外構工事。
これからお盆の間に施工される外構の塀はこんな感じでイメージを伝えています。
より良い空間づくりのため、
設計そのものはもちろんですが、
現場の方々との協働の仕方についても
アップデートを続けたいと思います。