熱田の住宅のメンテナンス。
竣工してからずっと、動きの重かった玄関扉の調整をしてもらいました。

池下のリノベーションに入ってもらっている建具屋さん(高山から来てくれています!)と一緒に伺って、
扉を外してみました。
(ちなみにその建具屋さんは高齢のためお店を閉じられたとの事)

竣工直後にも当時の建具屋さんに相談していたものの、ある程度は仕方ないとの返答でした・・・が、
一瞥して、「うん、すぐよくなるよ~」とひとこと。
 
 
30分程後、
 
 
劇的に良くなりました。
嘘みたいにするする動く。

ちょっと感動してしまった・・・。

戸車が傾いているのに加え、そもそも扉重量に対してはちょっとサイズ不足だったそうです。
扉自体の出来は、その建具屋さんからみても「良い建具ですね」という出来だったのですが、
動きがここまで改善するとなると、今まで重い思いさせてしまったクライアント夫妻に申し訳なくなってしまいます。

 

今日の事であらためて、
家づくりには

「何をつかうか」というのも勿論ありますが、

「誰がつくるか」によっても天地の差ほどが生まれるんだな。

と実感しました。
元々の建具屋さんも腕が悪いわけではなかったのですが、得手不得手があったのだと思います。

そして改めて
良い職人さんの価値がなかなか見える化されてこないというのは問題だなと思います。

 
こういう方々がきちんと仕事をできる環境を意識していかないといけませんね。